「両馬場」の極

初めに

こんにちは、むばしゃです。今回はシリーズ13で擦り続けた『両馬馬Last Resort』の総括…みたいなノリで書いてます。具体的には最終日までに調整がどう変遷していったかみたいな感じ。

 

シーズン34で最終2桁・がにゅーオフベスト8を取った、この記事で言及する構築の原案となる記事です。読んでない人、読んだけどよく覚えてない人はぜひ個体解説だけでも先に読んでからこの記事を読んでほしいです!

poke-mbasha.hatenablog.com

てるチャレオフライン・チーム戦

10月22日に東京で行われたてるオフチーム戦。福岡から15時間バスに乗って行きました。金曜が夕方まで学校→夜からバスに乗るというスケジュールも相まってさすがに疲れた…でもすごく楽しかったです。

そろそろポケモンに話を戻します。てるオフに出るにあたって、基盤はがにゅーオフの構築から変えずに行くと決めてました。ベスト8という結果で自信がさらに高まったのもあって揺るがなかったです。

が、もちろん弱点がないわけではないのでチームメンバーと一緒にひたすら洗い出しました。

その結果見えてきたのが…

①ザマゼンタが倒せない

②キツい一般ポケモンが多すぎる(ガオガエンモロバレルトリトドンetc…)

③ザシアンのSラインが弱すぎる(+1で最速レジエレキ抜き)

以上を踏まえて、以下の調整を施しました。

 

※数値に関しては、実数値(努力値)の形でH-A-B-C-D-Sの順に表示してます。また、変更した部分のみを赤字で表示してます。

 

エルフーン

・アンコール→ちょうはつ

【ザシアン】

193(204)-215(44+)-136(4)-×-136(4)-200(252)

イベルタル

233(252)-135(-)-121(44)-153(12)-119(4)-158(196+)

カイオーガ

・まもる→かみなり

197(172)-×-112(12)-200(92+)-161(4)-139(228)

グラードンと黒バドレックスは変更なし

 

調整意図を順に解説していきます。

エルフーンの技は、記事を出した影響でアンコールの初見殺し的強さが薄れたこと、ちょうはつが前述の弱点①、②を解決できることから変更しました。本来苦しかったザマゼンタやモロバレル等もちょうはつで変化技を止めれば比較的楽に処理できていい感じでした。

ザシアンのSラインは、悩みましたが最速ザマゼンタや多くのザシアンの上を取れる準速にしました。実際ちゃんとザシアンミラーで先に動けることが多くてよかったです。火力が足りないと明確に感じたのは一度だけだったのでこの配分で間違いなかったと思います。

イベルタルはSを最速90族抜きまで伸ばしました。グラカイに厚くするために変更しましたが、イベルタルを出す機会がほぼなかったので良かったのかは結局よくわからなかったです。

カイオーガの技は、ゴリラの減少によりまもるを使う機会が減ったこと、かみなりがないとオーガミラーがしんどすぎることから変更しました。

配分は、Cを削って耐久を特化+1ザシアンのじゃれつく確定耐えまで伸ばしました。安定感が増して強かったです。ちょっと火力を削ったところで全然火力高すぎて笑った。

 

結果(個人成績)は2勝2敗(不戦勝1)でした。大会のレベルが高く、格上相手の金星もあったので数字以上に手応えのある内容だったと思います。

1-2、0-2、不戦勝、2-1、2-1で11戦やりましたが、うち8試合が[エルフザシ-グラ黒バド]、2試合が[エルフ黒バド-ザシグラ]、1試合が[エルフザシ-グライベル]でした。つまり…わざわざ調整した4体のうちイベルは1試合しか出てないしオーガは1試合も出てないのです。どうして…

(ちなみに技などを変えるかは本当にギリギリまで悩んでたので実際に調整したのは朝9時ごろ、バスが東京を走ってる時でした)

ランクマッチ てるオフ後〜最終日前日

てるオフの結果を踏まえて、S34の頃から感じてた「珠イベルなんか弱いな…」という違和感が確信に変わりました。改めて考えるとダイマ枠としてグラードンよりも優先して選出したい場面があまり無いです。ということでイベルの代わりに採用するポケモンを考えることに。ポケ徹とにらめっこしながらあらゆる禁伝の可能性を探り、辿り着いたのが…

 

 

ムゲンダイナ@いのちのたま(・おくびょう)

215( )-×( )-115( )-197(252)-116(4)-200(252)

ダイマックスほう/マジカルフレイム/いやなおと/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!
いやなおとムゲンダイナです。イベルタルが抜けたことにより基本選出が「エルフザシ-グラ@1」という形に変わり、もともと採用されてた黒バドとオーガが誘い、処理に困ってたザマゼンタをいやなおと+ダイアースで奇襲できるのが面白そうと思って採用しました。ついでにゼラオラを使ったコーチング構築やポリゴン2などの高耐久ポケモンを貫くことができます。
またムゲンダイナはダイマックスほうによる対ダイマ性能が強く(こっちが本来の使い方)、ザシアンと同時に採用することであらゆるポケモンダイマに対してどちらかが圧を掛けれる状態になってるのも良かったです。
調整ですが、耐久無振りでも特化ザシアンのきょじゅうざんを耐えるので上からダイマ砲でどんどん圧を掛けていくために最速のCS特化です。
いやなおとの命中が85なせいで打つたびにお祈りしないといけないこと以外は使いやすくていいポケモンでした。
 
ここだけの話、せっかく色違い配布されたし色ムゲンダイナ最後に使いたいな…という邪な気持ちも正直あった。
 
他5体に関してですが、ザシアンのSを1削ってAを1伸ばした(自分のダイナに抜かれる調整)以外の変更点はないです。

ランクマッチ最終日

「フルアタしんぴのしずくオーガ、サブウェポンの火力低すぎて弱いな…」「ムゲンダイナ、なんかすぐ4ぬな…」という2つの違和感を抱えながら迎えた最終日。前日までが不調で順位がそこまで伸びてない上に多忙につき潜れる時間が限られてるためもはや一敗すら許されない。そんな中、考えに考えた結論調整がこれです。

 

カイオーガ

・しんぴのしずく→いのちのたま

189(108)-×-112(12)-209(156+)-161(4)-139(228)

【ムゲンダイナ】

・いのちのたま→くろいヘドロ

 

特にカイオーガは最後まで悩みましたが、白バドの増加によりグラードンダイマを切れない展開が増えた(≒ダイマをグラにもオーガにも切れる立ち回りや構築の価値が上がった)ためダイマ時の出力を底上げできるように珠に変更しました。あと前述の通り珠が無いとかみなりと冷ビの火力がしょぼすぎる。

調整は[H252D4チョッキダイマグラードンを晴れ下ダイスト→雨下D+1ダイストで倒せる]ラインまで火力を伸ばしました。HPは珠ダメ最小の10n-1。

ムゲンダイナの持ち物は回復手段を持たせることで長生きしやすくなったので変えて正解だと思えました。技スペの都合上じこさいせいを搭載できないので限界はあるが十分強いです。

 

最終順位は269位(1732)でした。運が悪かったとはいえもう少し上まで行けたはずなので情けない…

総括

正直な話、10月は9月と比べて環境への通りは悪く感じました。それでも圧倒的な出力のおかげでそこそこ戦えたと思います。最後までこの基盤を信じ続けて後悔はないです。

終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございました!質問、指摘等あればTwitter(@poke_mbasha)のDMにぜひ送ってください!